日向ぼっこをしたり美味しいものを食べながら少しずつ元気になってまいりました。
きのうは震災ぶりに映画もみてきました。くるりの音楽がよかった。
気持ちよく眠れたり、おいしいものを食べることに比べたら、
私にとって、アートだ音楽だ、色んなことはさして重要でないのでした
気持ちよいとか、おいしいとか、感じることはすばらしいです
感じることができなくなったら何も始めることができません
思いや考えなしには、わたしはただ手先が動いただけのものしか生み出すことはできないのです
表現なんていうのは人に伝えるものであって、自分にとって二の次のものなのです
もちろん考え方は人それぞれで、
ご飯より音楽が大切な人もいるし、睡眠より絵を描くことが大事なひともいます
比べられないという人もいるかもしれません
何かを生み出す過程もみんなそれぞれだと思いますし
ただ私にとってはみんな時間という軸に平等にあって、
すてき、好き、きれい、おいしい、だとか、
そう思えることがいちばんのスタートラインなのだと思います。
だんだんよくわからなくなってきましたね。
とりあえず少し活力がでてきたということです。
さいきん書類を整理していたら、
去年の夏課題のドローイングのために大量に撮った
宮城の風景と地元の友人の写真がでてきました
けっこう川や海に行っていたもので
写真の中の風景はとてもうつくしいもので
安否を心配した友人たちや親戚はみんな笑顔で写っていました
しばらく書類の整理をほっぽいて見入ってしまいました
元の姿に戻ってほしい、何か力になりたい、という思いが強くなるのと同時に、
写真は撮っておくものだな、ということ感じました
GWは地元に帰るわけですが、またたくさん写真を撮ろうと思います
記憶は自分が思っているよりあっけなく薄れてゆくし、
いつ、何が、変わったり消えてしまうのかは予想がつかないということを苦しいほど学びました
また見に行こう、また会おう、というのは何の保証もないわけです。
大切なことや大事なことはきちんと記録しておかなければならないのです
それでさえも過ぎた時間は、薄れて、歪んでいきます
頭に焼き付けるだなんて、それは聞こえはいいけれど、
本当に忘れたくないなら、記録を、撮るしかないと私は思います
それは写真、映像、文章、スケッチ、なんでも、自分に合った最良の形で。
ハッピーバースデイ。